桜空「新生八咫烏の襲撃を危惧して拠点を変えたわけだが、前の拠点に書類が数枚隠されているとは奴らも流石に思わないだろう・・・・・木を隠すなら何とやらってやつだ・・・・・」
(桜空は、辛うじてまだ使えるキッチンでコーヒーを淹れ、書類を読んでいる氷華に持ってくる・・・・・
よくある不気味な廃墟になりつつあることが、誰も近寄ることがなく活動しやすいという部分に繋がっている・・・・・)
桜空「何かわかったか?」
>>128
氷華
「……ええ、これで合点がいったわ。
八咫烏とファーストの壊滅と言う混乱に乗じて行われた全国の刑務所の襲撃と虐殺をした者が何を望んでいるのかを……」
氷華が読んでいたのは全国の刑務所が襲撃され、そこで大規模な殺戮が行われていた事を記した記事であり、この事件の概要とアジトで読んでいた現在の状況をまとめて、この襲撃の裏に何があるのかを理解したと言って。