>>12
氷華
「私は悪を滅ぼすためなら喜んでこの身を捧げられる。
貴方にはそれだけの意志が……覚悟があるの?」
《ドガガガガガガガガ……》
氷華が桜空の足下から伸ばした氷の棘が彼の体を裂き、ゲートの展開や維持を妨害し、氷塔による致死の猛攻を叩き込もうと様々な策を巡らせていく。
徹底的に敵対者を滅ぼす…
これが正義の成れの果てと言えるのか……
桜空「ぐっ・・・・・!!!!!」
ポタッ・・・・・ポタッ・・・・・
(死に至るほどの傷ではないものの、かなりの激痛を感じる・・・・・
傷口からは血が滴り落ち、地面に血だまりができてゆく・・・・・)
桜空「おっ・・・・・俺は・・・・・悪人でもてめぇみてぇに異常じゃねぇからよぉ・・・・・正義にも悪にもなりきれねぇ中途半端な奴の言い訳なんざ理解出来ねぇし、てめぇみてぇな歪んだ意志と覚悟を持ちてぇとも思わねぇなぁ・・・・・」
>>13