桜空「・・・・・知るかよ」
(正直、なんと言えばいいのかわからない・・・・・
八咫烏もファーストも、互いの正義を今まで貫いてきた・・・・・だが、真の敵の正体を知った今、それまでの頑張りなど全て無意味に思えてくるほど、桜空は複雑な気持ちになっていた・・・・・
結局、姉弟で〇し合いをするに至ったのも、国の掌の上で踊らされていたという事実にしかならないのか・・・・・)
>>138
氷華
「……貴方が私を止めなければ……この国は全人類の贖罪の場の起点となり、隠れた悪も根絶することは出来たでしょうね……」
辛辣に言葉を返す弟へ、本当に自分の正義を阻止するだけの意思や、その後の世界についてどこまで見えていたのかを知りたくなり、敢えて責めるような言葉を口にして。
氷華との戦いの時も桜空は氷華のような未来のビジョンや、世界の正しい在り方について論じることが無かったのが仇となっていて