>>139
氷華
「……貴方が私を止めなければ……この国は全人類の贖罪の場の起点となり、隠れた悪も根絶することは出来たでしょうね……」
辛辣に言葉を返す弟へ、本当に自分の正義を阻止するだけの意思や、その後の世界についてどこまで見えていたのかを知りたくなり、敢えて責めるような言葉を口にして。
氷華との戦いの時も桜空は氷華のような未来のビジョンや、世界の正しい在り方について論じることが無かったのが仇となっていて
桜空「・・・・・隠れた悪も何も、例えお前の計画が成功していたところで、生き残った人間が悪に染まらないなんて保証はねぇわけだ・・・・・いついかなる時代でも悪人はどこに立っている、誰だってなりうる・・・・・」
(氷華の悪人撲滅計画が成功したところで、そんなのは無意味な一時凌ぎにしか過ぎないということを返す・・・・・
どんな人間にも、悪人になる可能性は秘められている・・・・・)
>>140