>>194
仮面の人物
「うん、勿論構わないよ。
僕はそのつもりで来たわけだからね?」
修羅道
「………!!?」
湊の撤退して欲しいとの言葉に対して、何の拒否や否定の感情も見せること無く、この襲撃の首謀者でありながら、あっさりと了承する。
そのあまりにもあっさりと了承した様子から、血槍による拘束から解放された後、身体中から様々な槍や剣を伸ばして臨戦態勢に入っていた修羅道も驚いて仮面の人物を見るほど。
「あれ?随分あっさりと承諾してくれるんですね。」
意外な反応に少し驚いた表情を見せ、刺青の男を指さしていた手をおろす。
拍子抜けしたせいか緊張でこわばっていた体の力が少し抜ける。