>>195
「あれ?随分あっさりと承諾してくれるんですね。」
意外な反応に少し驚いた表情を見せ、刺青の男を指さしていた手をおろす。
拍子抜けしたせいか緊張でこわばっていた体の力が少し抜ける。
>>197
仮面の人物
「うーん、君達ともっと話してみたいんだけど、『上の連中』が煩いからさ、今回はこれでお暇させてもらうよ。」
《「虚(ヴォイド)」》
《ズッ》
桜空から質問したいと言われると、『上の連中』が煩いからと言って長居する事、二人と話す事が出来ないと応える。
その後、間髪入れずに仮面の人物が右腕を振るうと、仮面の人物の元から灰色の波動のようなものが放たれ、二人のいる場所と、その近辺を塵一つ残さずにまるで『削り取る』ようにして消滅させようとする。