桜空「・・・・・姉ちゃん・・・・・?」
(目の前の光景は、夢なんじゃないかと疑いたくなる・・・・・
いきなりの出来事に理解は追いつかず、時が止まったかのように時間の感覚が鈍くなる・・・・・)
>>39
氷華
「………こふッ………」
突然走った激痛により両足の力が抜けてしまい、倒れはしないものの、床に膝を付いてしまう。
左胸へ右手を当てて傷口を凍らせることで出血を止めようとするものの、異能がまるで使えなくなっている事から、今撃ち込まれたのが『異能封じの弾丸』である事を察知する……
その放たれた凶弾は狼谷の命を奪ったものと同様のモノであり、おそらくはその射手も同一人物によるものだろう……