>>40
氷華
「………こふッ………」
突然走った激痛により両足の力が抜けてしまい、倒れはしないものの、床に膝を付いてしまう。
左胸へ右手を当てて傷口を凍らせることで出血を止めようとするものの、異能がまるで使えなくなっている事から、今撃ち込まれたのが『異能封じの弾丸』である事を察知する……
その放たれた凶弾は狼谷の命を奪ったものと同様のモノであり、おそらくはその射手も同一人物によるものだろう……
桜空「・・・・・っ・・・・・死ぬんじゃねぇぞ・・・・・今・・・・・アジトに・・・・・」
(桜空は今にも途切れそうな意識の中、必死に立ち上がり、氷華が倒れないように支えながらゲートを展開しようとする・・・・・
桜空も氷華の様子から異能が使えなくなっているのだと察し、何故こんな物が、しかもどこから撃ってきたのか、頭が混乱する・・・・・)
>>41