桜空「・・・・・少しだけだからな・・・・・」
(真っ先に治療を最優先しなければいけないのはわかっている・・・・・
わかっているが、ここで家に行かなければこの先ずっと後悔することになる、そんな気がした・・・・・
桜空は、歪だが自分達二人を転送する分には問題ないゲートを展開し、遠い昔の記憶を頼りに家へとゲートを繋ぐ・・・・・)
桜空「少ししたら、アジトに移動して治療する・・・・・それまで絶対死ぬんじゃねぇ・・・・・」
>>45
氷華
「感謝する……わ………」
桜空へ寄りかかり、体力の消耗を抑え、不用意に傷口を広げたり、負担をかけないようにする事で延命に専念しつつ、感謝の言葉を口にし、完全に敵意はないと言うことを示す。
氷華
「……覚えてる?ここで過ごした時の事を………
……私は昨日のように思い出せるわ。」
ゲートを潜った先では、のどかな草原にポツンとある一件家、少し離れた場所では小さな町が見える穏やかな場所……
二人は此所で生まれ、幼い頃を過ごして来た。
周囲にはもう凍てつくような寒さも、周囲からの責任や重圧も無い、まるで幼い頃に戻ったような静かな心になれる場所。