>>44
氷華
「大丈夫……急所は……外れているわ……」
急所が外れているという氷華の言葉が正しければ、すぐに命を落とすと言うことはなく、体内で異能を封じられていることで意識が薄れ始めているのだと思われる。
だからこそ、家に帰りたいと言っているのか、それとも自身の死に場所を自分で選びたいという願いか……
桜空「・・・・・少しだけだからな・・・・・」
(真っ先に治療を最優先しなければいけないのはわかっている・・・・・
わかっているが、ここで家に行かなければこの先ずっと後悔することになる、そんな気がした・・・・・
桜空は、歪だが自分達二人を転送する分には問題ないゲートを展開し、遠い昔の記憶を頼りに家へとゲートを繋ぐ・・・・・)
桜空「少ししたら、アジトに移動して治療する・・・・・それまで絶対死ぬんじゃねぇ・・・・・」
>>45