紀「理由は?」
(紀も、かつて幼少期に紛争地帯で過ごしたことで研ぎ澄まされた瞬発力、感知能力を活かして、肘で蹴りを防御する・・・・・
そして、せっかく目の前に一番厄介な相手が手も足も出せずに意識不明の状態なのに、いつ起きるかもわからないボスに文句を言えと忠告する相手を睨みつけ、その理由は何なのかを聞く・・・・・)
>>68
《ドゴッ》
肘で防がれるものの、気の力によって強化されたその一撃は同じ身体強化か防御系の力、或いは飛び抜けて高い筋力が無ければ耐えられるものではなく、防御した肘を含めて紀の腕を蹴りあげようとする。
朱音
「理由?さあね、それもボスに聞きな。」
蹴りを放った後、直ぐに二人のいる治療ポットの前に移動する。
焔鴉のように周囲を一瞬で灼熱地獄に変える技も、火山の噴火のごとき力も使えないものの、近接戦闘でこそ真価を発揮することが出来る。