桜空「・・・・・しばらく、安静にしておくんだな・・・・・」
(歪んだ正義を振りかざした代償と言わんばかりに、目を覚ました氷華の姿はかつての面影が見られないほどに、桜空の瞳には弱々しく映っていた・・・・・
「・・・・・一つ、聞きたいことがある」)
>>79
氷華
「……何かしら?」
自分が出てきたばかりの治療マシンに背を預け、体に巻いてある布を整えながら、安静にしておくようにとの言葉を静かに聞くと、言葉の最後に聞こえた自分への質問について応えようとする。