>>80
氷華
「……何かしら?」
自分が出てきたばかりの治療マシンに背を預け、体に巻いてある布を整えながら、安静にしておくようにとの言葉を静かに聞くと、言葉の最後に聞こえた自分への質問について応えようとする。
桜空「・・・・・八咫烏のリーダーってのは、二人いたのか?」
(八咫烏のリーダーは、氷華ただ一人なのはスパイとして活動していた狼谷含め、組織内の人間なら全員知っているであろう事実であり、生前狼谷が情報を提供してくれていたこともあり、八咫烏をまとめていたリーダーの立場の人間は氷華だけのはずだが、桜空はリーダーは二人いたのかと聞く・・・・・
氷華が治療中の間に何かしらがあったのだろうということが伺える・・・・・)
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