【国会議事堂前】
氷華
「この地を罪を償う場所……地獄へ変える。
その邪魔を誰にもさせない………」
《パキパキパキパキパキ……》
氷華は両手を地面に付け、地表を覆う氷を介し、周囲にある無数の氷塊へ干渉し、巨大な氷の塊から無数の氷の槍を天に向けて伸ばして行く……
その氷槍の一本一本がビルの高さにも相当するものであり、そんな規格外のサイズのものが何十本も、まるで天を支える柱のように現れていく。
氷華
「もう貴方が私に近付く事も永劫に無い……
私は止まれない、この世の悪の全てを滅ぼすまでは……!!」
【氷蓮六華・神滅之氷槍 臛々婆】
氷華は生成した無数の氷槍……いや、氷塔を操るために両手を地面に付けたまま、桜空をその圧倒的な質量によって押し潰そうとする。
【こちらこそ、宜しくお願い致します!】
桜空「ぐっ・・・・・!!!!!」
バッ・・・・・!
グォンッ・・・・・!
(桜空は両手を広げると、ゲートを氷華の氷塔ですらも転送できるほどの大きさに展開させる・・・・・
氷華ほどの実力者であればこれほどのものを作ることなど朝飯前、非常に簡単なことだと思われるが、桜空は巨大なゲートを展開するだけでもかなりの体力を消耗する・・・・・)
>>9