氷華
「感謝するわ。
お礼に……何か私に出来ることがあるのならそれを手伝う。」
体を起こすのに少し時間がかかってしまうものの、車椅子に自力で座ると、既に自分の理想も組織も失われ、持ち前の戦闘力の大半も失われた氷華はせめてもの贖罪としてなのか、今の自分に出来ることがあるのならそれを手伝うと言う。
桜空「・・・・・いや、いい・・・・・俺には俺で片付けなきゃいけない問題がある・・・・・」
(桜空は極力自分自身の問題に誰かを巻き込むのは避けたいのか、氷華の申し出を断る・・・・・
桜空は、この問題は自分がケリをつけなければならないと、そう考えていた・・・・・
しかも、目覚めたばかりの氷華を介入させるわけにはいかない・・・・・)
>>97