>>101
ソーニャ
「……どうやらそのようね。
思わず私達のアジトなんじゃないかと錯覚してしまう程の情報量がある。」
和が入った部屋の一角では、部屋の暗闇に紛れるような黒いコートに手袋といった黒装束に身を包みながらも、周囲の暗闇をも裂くような美しい白銀色の髪と、氷のように冷たい瞳を持ったロシア最強にして最恐の吸血鬼狩り、ソーニャ・ガヴリーロヴナが両腕を組んだ状態で和へ流暢な日本語で声をかける。
悪名高く、平気で民間人さえも犠牲にする事で有名なロシア最精鋭部隊Мститель(復讐者)の長である彼女が姿を見せたと言うことは、クレムリンの長老達とロシアの吸血鬼狩りが民間人の被害を無視した軍事作戦を行う事を認可した事を意味している。
パッと見どうですか?新しい情報は得られましたか
( ぱちぱち、突然の出来事に驚いて瞬きを数回。彼女を見るとふわりと人懐っこい笑顔を浮かべて「日本語お上手ですね」と嬉しそうに。それから散らばる資料に目を落とすと、まずはひとつ問いかけて。ここにある情報、彼女ならば既に知ってる可能性が高いから )
>>102 ソーニャさん