ユスタス「痛みだけはちゃんと感じるんだな・・・・・それじゃあ、これはどうだゴミクズがぁっ!!!!!」
ドガッ!バゴッ!
(ユスタスは、心臓のある部分は敢えて避けながら、再生を始めた吸血鬼の体を踏み潰しぐちゃぐちゃにしてゆく・・・・・
夜王がどうのこうのと言わない吸血鬼なら、まだ様子を見てからどうするかは決めるが、夜王に忠誠を誓っている吸血鬼なら容赦はしない、完全な敵とみなしてなるべく苦しめてから消すのみ・・・・・)
>>30
ユスタス「口を挟むな、消す前にいたぶってるだけだ・・・・・」
(吸血鬼なんて存在がいるくらいだ、基本的に何が起きてもユスタスは冷静に対処する・・・・・
黒猫から声をかけられれば、キッと睨みつけながら上記を返す・・・・・)
>>32
《ザアァァァァァァ…》
ユスタスの脚力から成る蹴りが爵位無しの吸血鬼の体に炸裂すると、身体能力の高さや頑丈さが人間を数倍強化した程度の爵位無しでは耐えることが出来ず、そのまま吸血鬼の胴体が原型を留めないほどに潰されていく。
だが、再生は依然として続いており、心臓が動いている事から再生し始めた肉塊がユスタスの脚に付着し、付着した箇所からジワジワとユスタスの体を蝕もうとしていく。
吸血鬼(爵位無し)
「ククク……どうやら俺を倒すことが出来ないみたいだなぁ?
それなら丁度良い、お前を仕留めて夜王様から血と爵位を与えてもらう事にしよう。」
更に、胸部を狙うことに集中していた事もあり、無事な両手と両足がミンチになった胴体を置いてゆっくりと起き上がり、千切れた両手は爪を立ててユスタスに飛び掛かり、千切れた両足はそれらがまるで生きた蛇のように飛び上がり、ユスタスの腕に絡み付いてその動きを止めようとする。
吸血鬼は既存の生命体の常識の外を生きている。
例えそれが末端のものであろうと、致命傷を避けての攻撃は逆に相手に反撃するチャンスを与えるだけであり、直ぐに仕留めることが出来るにも関わらず、不用意に始末するのに時間をかけてしまえば、子爵である彼が爵位無しに潰される事もあり得る……