>>88 茜
奏
「……私は優しくなんてないよ……自分の願望のために動いているみたいなものだから……きっと皆が私の本心を知ったら幻滅するよ……」
人よりも多く与えられた者は多くを与えるべきだと言う考えと矛盾する、幽霊を見る力がありながらもそれを救うことが出来ないと言うジレンマを抱えている
自分はそのジレンマから逃れるために人助けをしているようなものだと考えていたため、強い負い目や罪悪感を感じていて
奏
「うん、テニス部の部費は保護者会の場でそれぞれの分担金の内容や振り分けについて話しあって経費内容で余剰が生まれないように調整した上で、学校側にも継続的な支援の上限を上げるために地域のボランティアを行い………」
先の言葉や弱味を払拭するように、自分が部費の問題を解決するために奔走した内容について話しつつ、テニス部の部費問題を解決した事を示す確認書を取り出して見せて
ふむふむ
(頷きながら確認書を受け取り
書かれていることに目を走らせて
なるほど、などと言いながら確認書から目を離して呟き
>>89 奏
そんなことやった覚えでもあるの?
(目線は合わせはしないもののちょっと苦笑しつつ問いかけるあたり
話に興味はそれなりにあるようで
>>93 透