>>61
あなたの意見には同意し兼ねます。
言語の習得が概念の後追い、兼ねては序列関係の固定化に繋がるとはとても思えませんが、どんな出来事または根拠からそう仰っているのかお聞きしたいです。
文化に基づいて築き上げられた言語の大元となる概念はもちろん国や地域によって差異は生じます、が、大半はいわゆるスラングに見受けられるものであり、東洋人が習得する程度の英語と研究分野で使う論述的な英語にはほとんど現れません。また、研究論文は大衆向きに書き記されるものであり偏った概念は用いられません。研究の場は極めて公正で明確で無ければいけないので。
再度自分の主張を繰り返しますが、英語の習得は『共通言語を得る』という点から必要不可欠になると思われます。例えば「主要組織適合遺伝子複合体」というワードは、英語では「MHC(major histocompatibility complex)」とたった三文字代えられますし、日本の研究の場でも普遍的に使われています。時間短縮ひいては会話中の理解を早めるためにも、英語はとても大切かと。
あなたの主張するグローバリゼーション禍は、むしろ学問以外の分野で影響を及ぼすものではないでしょうか。それこそ貿易や商売のやりとり等。
なるほど、説得力あるなぁ(笑)‥感心しながら同意です。
>>65-66
うん、オレの認識もそんな感じw
>>62:椰子屋さん
アナタが主張しておられる事はフツーに正論だし、たぶん我が国の文科省なんかでも
ほぼ似たような理想と見解を以って、英語教育のさらなる充実を計画している事でしょうね?
つか既に公立校あたりでも外国人教師の採用は珍しくも無いし、巷には英語教室が氾濫しております。
昔に比べれば英検やらTOEICの資格保持者も格段に増加しているし、
そもそも日本の学校教育は英語という教科を軽視するどころか、他の教科以上に重視している事は
誰の目にも明らかですよね。
でも現実はどうなのか?
何よりも問題なのは、そこに費やした時間に対するコスパが絶望的に悪過ぎる点です。
中学・高校で延べ6年間の英語の授業を履修したにもかかわらず、
それだけで日常的な英会話能力を取得した者がいったいどれほど存在するのでしょうか?
アナタはその原因を主に授業内容の問題であると考えておられるようですが、たぶんそれも違うと思います。
我々日本人の大半が英語習得を苦手とする最大の理由は実にシンプルで、
すなわちそれは『そこに日常的な必然性や積極的需要がほとんど皆無』であるからです。
さらに言えば、日本こそは大多数の国民が英語を話せずともその独自性に於いて
世界屈指の経済大国へと発展する事が可能だった“稀有な極東の島国”であったからなのです。
それらの大前提が劇的に揺るがない限り、教育システムをどのように改革しようとも
日本人の“英語オンチ”は改善されないとオレは考えます。
故に、そんなものを全ての学問や技術開発の入門ゲートなんぞに設定してしまったならば
本来的な意味での「国際競争力」やら「さらなる知的所有権の獲得」に後れをとってしまうでしょ?
‥ってのが、オレの意見なワケです。