幽霊は確実に実在している。
ただし、それは自然科学領域にではない、別の領域の特定の意味の中に現れる。したがって、実在していない、とは言いがたい。
よく実在論で取り上げられるのが、物理的に自然科学的に、というニュアンスが強いけれど、実在論とは、自然科学という一つのエリア以外のものもまた対象になりうることを忘れてはならない。
自分たちが見ているおよそ現実と呼ばれるこの世界は、宇宙とは異なる。そもそも、宇宙とは自然科学領域のごく小さな、無限の空間でしかなく、世界とはそれよりも大きい。なぜなら、あらゆる領域を含む全体領域を指すからだ。その領域の中には、宇宙も含まれる。当然である。
それで存在とは、その世界の中に現れることそのもののことであるから、やはり幽霊は存在していると答えるのが妥当。そういう意味では、神も存在しているし、悪魔だって存在している。
実在とは、自然科学の意味だけではなく、そういう意味でも使われる。
>>26
>実在とは、自然科学の意味だけではなく、そういう意味でも使われる。
ここが少し腑に落ちない。そのように定義している文献を提示してほしい