>>34
>対外的な話じゃないなら
その免責要件の意味はよく分からないけれど?‥オレが「ボカロとオルゴール」の近似性を主張する
一番の理由は、それが一定の非成長的制約条件下でのみアイデンティティーを認められ得る
「演奏(歌唱)システム」であるという事。
いみじくもキミが指摘した通り「ボカロは萌えアニメと不可分」という定義を有するのであるのならば、
オルゴールもまた17世紀頃に開発された当時の「筐体(きょうたい=箱)+ムーブメント」の形式を
守り続けて行かない限りはソレと認定されない宿命を持つモノなのである。
無機質で一定以上の感情が盛り込まれない(アニメ的な)歌声こそがボカロの本質であるものとして、
今以上に人声に近付きそれを超える歌唱力を獲得する為の開発努力を拒む存在であるという事ならば、
それは長い歳月を経た後にも一部のマニアの間でおいて愛好され続けているオルゴールに
決して優越するモノであるとは考えられない。
ちなみにオルゴールだって18世紀頃のヨーロッパでは、殺到する注文に製造が追いつかない大ヒット商品だったんだぜw
果たして300年後の未来までも、ボカロは今の形を保ったままで存在しているのかな?
なるほどなぁ。ボカロにおける初音ミク等のキャラクターと、オルゴールにおけるその形は、共にそのモノのアイデンティティということか。
確かにオルゴールが何らかの別の形に進化してしまえば私はそれをオルゴールとは呼べないだろう。
そこにおいて共通点があるのかぁ。盲点だった。
ボカロが技術として発展するのに限界があるならば、ユーザーを中心に形成された界隈側の変化によってしかコンテンツは維持されない。
ボカロが300年後も生き残るには一定以上のユーザーが常にクリエイターとしてボカロ界隈で活躍しなければいけないし、
「ボカロ界隈においては多くの人間が初音ミクを使用しているから、必然的に歌手でなく作曲者に注目が集まる」
「ボカロ界隈に曲を投稿すれば誰かしらが聴いてくれる、誰かの元には届く」
という現在の状況を維持していかなければ作曲者が初音ミクを利用するメリットは減ってしまう。
最初の方に関しては私の主張と矛盾しているようにも思えるんだけど、作者を含めてマンガを愛している人間がいるのと同じだと思ってもらえれば。
初音ミクというキャラクターはユーザー側によってかなりの部分が作られているからね。
現在の状況を維持できず「ボカロの新曲」を誰も作らなくなればボカロは、初音ミクは死ぬ。