>>809
「グフっ・・・ヒギッ。崇高なる連邦士官になんということを無礼者!だ、第1犬ころなんてどこにでもいるいくら死んでも害はない。偉大なるコサック連邦は貴様らと違って平等かつ合理的なのだ」
少佐は軍刀を構える。
「そんなに犬が好きならもっとやるよ」
そういうとぐしゃぐしゃになった犬をシーリンの足元に蹴飛ばした。
「犬ころども、こいつに突撃しろ!」
シーリン「私の友達は殺されたのよ。あんたによく似た顔のクズ男にね!」
シーリンは怒りに任せ、少佐に殴りかかる。腹を、足を、顔は特に狙っている。
フラン「コサック……?あ!ずいぶんと前に森のキャプテンに喧嘩を売ったバカ軍団!?
あっははは!そうなら納得ね!『犬を兵器に』だなんて、チャップリンみたいな人が皆を笑わせる為に作った皮肉ネタの中でしか無いと思ったわ。コッケーね!」
フランは腹を抱えて笑い出した。そして犬たちにつけられた爆弾だけを浮かせ、爆発させた。
フラン「シーリン、安心して。犬たちは私の虜よ。その可哀想なわんちゃんも……」
フランはそういい、ぐしゃぐしゃになっている犬に加護を捧げた。体を元通りにしたのだ。
フラン「生き返らせるのは可哀想だけど、綺麗な状態で天国へ送って上げるわ」
シーリン「アンタは地獄へ突き落とすわよ」
シーリンの目は怒りの炎に燃えていた。