>>28
???「義理だけど私の娘なの。手荒いことはしないで」
その女は五人程度の中に割って入り、まず一人の銃を奪おうと手を伸ばす。
フラン「ユラ……なんでここに?
一騎討ちって言われてるのに……」
ユラ「ニャルと仕事を交換したのよ。もうおもりは沢山……
それに、船を相手してる限りは一騎討ちもクソもないわ」
そして周りを見渡す。5人の兵士はユラを睨む。
フラン「ありがとう、お陰で船まで降りられたわ」
フランの姿をした数人の何かは、ついに船へと降り立った。
【限界が来たのでここで落ちます……
おやすみなさいませ】
その様子を見た五人はあまりのことに隊長である軍曹共々
「嗚呼・・・化け物」
と呟いて銃口を向けるしかできなかった。
その様子を見ていたチトキンは苛立ち、火炎放射兵を向かわせた。火炎放射器が五人の兵とフランたちの方を向き、味方ごと焼き尽くそうとした
「ああっ・・・おかあさんっ!」
「やめてくれ!助けて!助けて!」
突然火に襲われた五人は防ぐことも素早く海に落ちることも出来ず次々と肌は焼けただれ軍服は火に包まれ、お母さん!やお父さん!と叫びながら海の中に一人残らず落ちていった。