>>246 サンカレア
「一目惚れだなんて、嬉しいこと言ってくれるじゃないか。」
(相手の反応が想像以上に面白く内心ゲラゲラ笑っていると、アルフレートが小声でブランシェットに耳打ちする。一瞬意地悪そうな笑みを浮かべたと思うと、受け取った青薔薇をそっと相手の手のひらに置き下に続ける。)
「どうやらこの花を受け取るべき者は僕ではないようだ。」
(そう言うと独りっ子の方を目で指し示すように見て。)
>>247 ブランシェット
ん......残念だな。
(手渡された青薔薇をじっと見つめると、独りっ子の方を向く。深い青色の双眸を、何故だか直視することができずに、僅かに目を逸らす。)
............はい、りっこ、青薔薇を君にあげる、「不可能」なんて花言葉もあるけど、皮肉みたいだよな。...愛、してるよ。
(嗚呼、僕はちゃんと笑えているかのだろうか。独りっ子の青い瞳を見ると、泣いてしまいそうで怖いんだ。僕に彼女を愛する資格はあるのか。そんなことばかり思っては、ぎこちなく笑う。ふと突然にあの時のことを思い出してしまい、酷く泣きそうな顔をしている。)