>>697
……そうだったんだ…やっぱり…ね。
(共に居た人物が自らと同じく『人ならざるもの』であると知り、何処か不思議な感覚を覚える)
…あ!…此処が僕のお家だよ
(はっとした様子で指を指した先には質素ながらも大きな屋敷がそびえ立っていた)
…おぉー…やっとだネェ?…よっト【トスッ】
(予想以上の屋敷の大きさに怯みながらも、
ロンシーを地面に歩かせ)
…さぁってぇ、ロンシー…此処からは自分の足で…
あしでェ?……
(あれ?…地面ン?…でもさっきまで…うぇえ、気持ち悪…)
(こんなにも血液が不足した状態で許された行動範囲なぞとうに超えていた、
目眩は突然月舟の目の前に地面を出現させ、遅れて衝撃を頭に伝えた…要するに転けたのだ)
ンぅー……あ''ー、ロンシー…ダメだこれ…
(その直後、ぷっつりと月舟の意識は途切れた)