>>90
「 ……にぃ…くん……その…こっ……だめ…… 」
( 喋るたびに口から血が漏れる。苦しそうに言葉を口にする。その子は……さっきのやくもがみのことばをしんじるならその子はただの普通の人間だったのだ…だから )
「 …こわしちゃ…だめ… 」
弐『……、…』
「ふふ、そうかい、とういか、ごめんね、痛かったか、そうだねぇ、そういえば痛覚があったのだったよ」
(パチンと指を鳴らすと、少女の体から痛みが消える)
「…壊さないのかぁ、まぁ、それも良いのかなぁ?」
(そして、くいっと、人差し指で神器をさす、すると神器はふわりと浮かび上がり、吟遊詩人の手の中に収まった)