>>47
「 ………なんで…なんで、なんで、なんで……… 」
( ぼんやりとよく回らない思考でずっと同じ言葉を繰り返す。なんで、ここに来たの、なんで、見つからないの、なんで、なんで、なんで、また )
「 …ひとりに……なるの…… 」
( ぐっとこらえるように悲痛な声を絞り出す、その瞳にはうっすらと涙がはっていた。これじゃ、これじゃぁ、なにも、変わらないのに……なんで、なんで )
「 ……わからない……わからないんだよぉ……なにがただしくて…なにがちがうのか…もうなにも…わからないっ!… 」
弐『…………』
(悲痛に叫ぶ彼女の傷を、全て直し終わり、そしてそのまま、彼女の前に立つ)
弐『………』
(そして、今の彼女に怪我がないことを確認すると____彼女の額に思いっきりデコピンをかました)