>>140
「ぅうおっっ!?……う、うむ…案外いい感じだ」
未知の経験、その不安による恐怖が一瞬声が裏返る形で現れるが…
快い速度での走行、気分が良くなるに連れてそれが感じられるようになる
「……なるべく急いでほしい、多少の無理もさせて構わん」
「……ああ、大丈夫だけど……
命綱を一応つけるよ。万が一貴女が背中から落ちたときのためだけど……くれぐれも落ちないようにね」
やや足元が不安定な立地で、ユラたちは走る。
段差は、軽々と登っていく。
彼女の右腕は、復活したようだ。