「 ……っ、 」
( そっと神様に近づき、嫌な予感がすると伝えようとするが言葉にならず。紫紺色の瞳はぐるぐると回り、今朝見た夢のここら辺の森が燃える様子が写っており、そっと袖をつかむ手は震えていて )
「!…………んー、ほか、また見てもうたんやな」
(巫女の震える瞳と手をみて、千里眼を開く、鮮明に、燃え盛る炎、ふむ…)
「…どないしょうねぇ」
(『神社には』結界はもちろん貼ってある、自然災害程度なら、被害は及ばないだろう、問題はこれが、…『人災』であった場合だ)
「……面倒なことになりそうやわ」