『んっん…ごめんなさい』
(自身の闇を器用に引っ込めて…にこ、と笑えば、)
『ィアさんの小さい頃ってどんな感じでした!?』
(と、食い気味に。心做しかキラキラと勾玉が光って)
「、…………ちぃ、せぇころ、なぁ…」
(食い気味の少女に少したじろぐが、店主の幼い頃を思い出し、話していいものかと考える)
「…………怯えてたよ、いつもいつも、俺が店に来る度…いやちげえな、店主やってるくせに、誰かが来る度肩をビクつかせてた」
(…今思えば、あの頃は誰も信用出来なかったのだろう)
「…まぁ、おれは割と早いうちに懐かれたから、たまに手合わせとかに付き合った、そんぐれぇだ」