「 ストライク、ワン。 」
「 1球目は、おれにお前の事が伝わった時…
これは"あいつ"のストライク 」
「 ストライク、ツー …空振り 」
「 お前は正体を表し、そして攻撃に失敗した 」
___ここからだ
「 おれがこの距離で投げられるのは一球
…ボール(外れ)は即、アウト __勝つのはおれの 」
「 "S・T・R・I・K・E" だ ぜッッ 」
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"城野 条"24歳、独身 __野球帽の男
身長180センチメートル、体重52キロ
青い眼の日系だが顔立ちは米国にも通じ、
所謂整った顔立ちで表情は読みづらい 熱いヤツ
"フロッソ・チェーロ"がメイドの救出に赴いた際に
道端で出会う事となった野球帽を被った男。明かせない
ロッソの事情に明るい事を仄めかし、救出への同行を求めた
曰く "女神" を探していると言う
:性格
事情を少ししか明かさないが、ロッソの事情や
スタンドの知識、敵の身元などについて多くを知るようで
しかし協力的かつ人質の救助も優先している
謎めいた男だが、"投球"に関する拘り、用心深さに
常識も持ち合わせ 熱くはなるが無謀にはならない
絶対的不利だったロッソの状況を有利に変えた頼りになる男
スタンド 『 S・T・R・I・K・E❗ 』
右手に被さるようにして現れる機械グローブ型装着スタンド。
"手のひらに収まるもの"を"投擲"すると、"透過"させる
"透過"は無機物を通り抜け、"生物"に着弾し また決して
"貫通"せず、"生物"に対して着弾した衝撃をそのまま伝える
"透過"には上限があり、"射程距離"から外に
投擲物が行ってしまうと"透過"は解除される
"手のひら"に収まるもの、の基準は広く 指が"もの"の
大部分を包めていれば"透過"する、が バスケットボール等
片手に収まりきらないものを透過させることはできない
片手に収まるのであれば"生物"でも"無機物"でも
なんだって透過させ、例えばピラニアを投げれば
敵の体内に放り込ませられ、鍵を床に落とせば
下層の仲間にドアの鍵を届けるなど一応の応用が利く
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:B
持続力:A 精密機動性:なし 成長性:A
本体の身体補助は一切行われず、スタンド像自体の
硬度はある程度存在し、防御を行うことは出来るが
破壊力、スピード、射程、機動性殆どを本体の
投擲力など身体能力に依存する、一概には
強力と言えず、活躍には工夫を要する
スタンド像は 『右手に現れる機械製のグローブ』。
女神の微笑みに全てを賭けた男。
元は野球選手、豪速のストレートで唸らせた"右腕のジョー"
父親は日系、母親はアメリカン 当時留学生だった母親は
薬物でトリップを起こした浮日系人浮浪者による暴行に遭い
その結果として城野を身籠る事となった。更にこの事態から
悪評を恐れた留学先の学校側により大部分が隠匿され
母親には中絶を薦められたが、命を無駄にしたくないと
強い抵抗のもと、秘密裏に出産が行われる事となった。
以上から父親と呼べるような人物はまともには存在せず
ごたごたの末アメリカに帰れなくなった母親の手ひとつで
貧しくも、愛情を受けて育てられた。だが、母親の言葉は
母国の英語であり、母子共々現地の人々と交流が出来ず
孤立すると同時に差別を受けた母親は心労で死んでしまい
当時6歳だった城野は少年院へ送られた。
以上の経歴から、荒んだ性格で少年院でもはみ出し者で
元から絶望的な将来が危ぶまれていたが、そこで出会った
"女神"とも呼べる女の子との出会いが彼を変える事となる