>>213
( その音を聞いて二人とも動きをとめ、一人は興味がなさそうにあくびをしながら、もう一人はぎゅっと手のひらにあるペンダントを握り締めて。そんな様子の彼女を少し観察してから先ほどの感情的な様子が嘘だったかのように淡々と告げる )
「 私は言い争う気なんてないゾ……、それにナツセンパイの瞳孔も開いていて視線がさまよってる、わたしも少し冷静ではないしこのまま話していても平行線をたどるだけダ、『意味のない話し合いは好きじゃない』それは確かセンパイも同じはずだろ? 」
( そう言って不思議そうに首を傾げる少女を見て、その言葉を聞いて悲しげに目を伏せて。少し強調され告げた言葉は紛れもなく、私が彼女に言った言葉で、何も言い返せずそのまま俯いて。そんな様子の彼女を見て少女は不思議そうに首をかしげる )
>>216
「……」
「…、!…しおちゃん…?」
(落ち着かなそうな2人をみて、栞がほたるの方へとちかよる)
「……」
(手を伸ばせば触れるくらいの距離になると、栞は立ち止まって両手を伸ばし、蛍の両頬にするりと手を添えようとする)