>>21
アンタはそう思うかも知れないけど....これだけは言っておくわ。
アタシ達は違う、“あのお方”のお陰でアタシ達は生きてきた...
恨みそのものであるパエスト家を潰すのがアタシ達の目的であり...王の本当の目的を果たせるのだから
探すのはそのマリンを潰すだけの為...パエスト家を破滅させる為よ
そしてこの戦争はパエスト家を追い込むに過ぎないのだから。
(真剣な顔で真実をストレートに伝える女性である)
「そう………」
(以降、相手との対話終了を表明するように無表情、無動作で、あくまでも無関心を貫く。相手が歩みを始めても、その場で立ち止まり続けた。
花のちりばんだ地面を、必死に無心で眺めても、どうしても頭の中だけは『マリンマリンマリンマリン』とぐちゃぐちゃに沸騰、脳はグルグル。それでも歩かねばと、ふと前を向くと、相手はずっと先に行ってしまっていた。だから小走りを挟んで、相手の肩まで手を伸ばした。)
「でも、私の邪魔したら殺してやるから……忠告…」
フフ、出来るだけそうするわ。けど...
(肩に置いてある手を掴み振り返る。その目は威嚇の目である)
あの男は...アタシの妹を殺したのよ?許せる筈がないわ...
見つけ次第潰すつもりでいる。アンタのことなんて考えてる暇なんてないわよ
(そう伝えた瞬間にその手は自ら外に出るように傷が出来て血が出る。
エンプーサーはそのまま王城に向かった)