>>23
フフ、出来るだけそうするわ。けど...
(肩に置いてある手を掴み振り返る。その目は威嚇の目である)
あの男は...アタシの妹を殺したのよ?許せる筈がないわ...
見つけ次第潰すつもりでいる。アンタのことなんて考えてる暇なんてないわよ
(そう伝えた瞬間にその手は自ら外に出るように傷が出来て血が出る。
エンプーサーはそのまま王城に向かった)
>>27
「そうか……マリンはまた……他者に災を……」
(血の垂れた手をズボンに擦り拭く。他人のそういう因縁話を聞くたびに、小さなため息が出る。だからこそ、)
「早く会いたい………」
( この感情に名を付けるのであれば、何が相応しいか、不安 ? 焦り ? 切望 ? 殺意? 今はきっと分からない。分かるようになるには会うしかないのだ、と脚をせっせと勤勉に動かす。
いつもは何もかもがめんどくさい。めんどくさくて、何もしたくない、呼吸もめんどくさい。でも、マリンのことを考えると、不思議と動ける。だから、歩いて歩いて、着いた。)
「ここが王城……… 」