>>16
前、進まないのか?
( 王城へ向かうまでの道中、試験合格者たちが進む流れで、一人だけ立ち止まっている。
たしか、前の会場では優雅な剣技で、桜の剣士と渾名されていたような。何より、受験生の大半が魔物である以上、人間らしいその外見には、人種差を不考慮にすれば、若干の安堵がある。)
>>29
……いいや、何も。
(空に言い残した言葉の余韻が消えるより先に、2人の前から姿を消す。ただ前を駆けた。王城へ向かって。)
(周囲の会話は理解できない。ケフェウスの目的にも賛同する術を持たない。無駄な接触は後に敵を生むことだと晶晶は知っていた。)