「げほっ…」
咳き込む、じわりと体の中で何かが蠢くような感覚がある
「…………」
赤く染まった手のひらを見つめながら、考える
『っ─化け物め─!』
「……これは、長い戦いになりそうだね」
汚れた手を気にすることも無く、両手を交差して握りこむ
祈る、祈る
どうか、妹が巻き込まれませんように
どうか、親友が巻き込まれませんように
「───」
どうか、『友』が、これ以上道を踏み外しませんように
「ベテリゲーイゼ、君に、光があらんことを」
どうか、君が、闇に消えてしまいませんように
ベテリゲーイゼ:新しい五次元の人間発見、次の器にするか…油断させて乗ってるために友人になろうと持ちかける
ディユ:なんか完全に捕食者の瞳してる人が友人になろうって言ってきたな〜、まぁそれはそれとしてよろしくベテリー!
ベテリゲーイゼ:まだ異常性に気がついていない、もしかしてこいつ今まで会った五次元の人間の中で一番気が合う…?ちょっと絆され気味
ディユ:ベテリーは頑張り屋さんだしかっこいいし優しいね、ヴィランみたいだけどそれはそれとして仲良くしようね
─ディユ、ベテリゲーイゼの目的認知済み事件発生後─
>>705と>>723->>724参照
ベテリゲーイゼ:は?は?は?なぜ知っているしかもなんでそれを知っていた上で笑っている化け物め意味がわからないわらうな、は?なんで負の波動を浴びて何にもなっていないんだなんなんだこいつは、異常者め、もう器とかどうでもいい、こいつが居ないところに行こうああくそ頭からあいつの微笑みが消えてなくならない!
ディユ:ベテリー?大丈夫かい?うーんそれにしても体の奥がぐちゃぐちゃしてきたな…まぁそれはおいておいてベテリーがどこかへ行ってしまった…しんぱいだなぁ、妹と親友が巻き込まれないといいけど…というかベテリーもこれ以上闇に飲まれないでほしいなぁ