>>36
「っわわっ!?」
急に抱きかかえられたかと思えば高所に下ろされ、彼は眼下の妖に向き直る
「っすーたんっ!」
本気を出す、お願いします、彼がそう言うならば、私がやることは一つだけ
「──がんばれ」
─異能─『愛すべき貴方へ』
「お嬢、放置してごめんなさいね」
(先ほどと同じ要領でひょいっと屋根に登り彼女の元へ向かう。そのまままた彼女を抱え地面に降りる。怪我がないのをみてにっこりと笑顔を浮かべる)
「ご無事でなによりです、他にも人がいるようですが…合流しますか?」