>>62 「……無茶しないでね、すーたん」 先にいた人影、味方であろう彼らの方も気にかけつつ、目の前の彼が怪我をしないことだけを願う
「あはは、そうですねぇ、頑張ります」 「ええ、俺はお嬢がいるなら大丈夫です。お嬢もどうかご無事で」 (そう告げて彼女に先に合流するように促す。そっとふたつの剣を構えながら敵を見据える。その目にはじんわりじんわりと紅が滲む)