幼少期の私の体験を1つ…
長文で文才がないので読みにくいかもです。
私の住んでた所はすごい田舎で、大人子ども皆山の神様を信じて供物を捧げて崇めてて山には神様が居るから入ったらいけないって決まりがあったんです。でも、私と友達(以下A)は神様とか半信半疑だったので、試しに夜に集まって山に入ってみようという話になりました。
夜になり、各々家をこっそりと抜け出して集合し山に入りました。その時はテンションもあったので怖さなど全くありませんでした。
山に入って30分ほど歩いたでしょうか。遠くにに小さな祠が見えました。気になってその祠に近付いてみると突然、震えが止まらなくなりました。そこで私は流石に怖くなって逃げようとしたのですが、一緒に来ていたAは涙を流し、何かを呟きながらジッと祠を見つめ1歩ずつ近付いて行きました。私は必死に腕を引いて止めようとしましたが、Aの力とは思えない程の力で逆に私が引き摺られてしまいました。
そこで私は恐怖が限界を迎え、来た道を走って戻り山を降りました。山の麓には大人達が集まっていました。どうやら私達を探していたみたいで、私を見た途端両親が近付いてきて抱きしめられました。
Aの母親が私に「Aはどこ?一緒に居たんじゃないの?」と聞かれ今まであった事を全て話しました。途端に両親の優しい顔が鬼のようになり叩かれ、怒鳴り散らされました。Aの両親は泣きながらその場に座り込み、周りの大人もただ事じゃない雰囲気で慌て始めました。
父が言うには、あの祠は昔暴れ回っていた荒神様を封印してる場所だそうです。あの祠に近付いたらどうなるかまでは教えてくれませんでした。私はその後よく分からない液体をかけられ部屋に閉じ込められ1日を過ごしました。これはあとから聞いた話なのですが、その夜は村の人総出でAの捜索に当たっていたとの事です。夜が明けると父に叩き起され「急いで準備しろ。ここを出ていく」と有無を言わさず連れていかれました。
そこを出る時に大人達が見送ってくれましたがAの母親とAは見当たりませんでした。最近色々あり、またその場所に戻る事になったので書きました。因みにAはまだ見つかっていないそうです。
>>9 です
実家から戻ってきたのでちょっと書きます。文才はないです。
私達が村から出ていった数日後、Aが死体で発見されたと今回実家に帰った時に聞きました。
覚悟はしていました。ですが改まって聞くと、Aを置いて逃げた罪悪感に押し潰されそうでした。
Aの母親は自ら命を絶ったようです。
私はその話を聞いたあと気分が優れず、ずっと部屋に篭って泣いていました。
篭ってる間にいつの間にか泣き疲れて寝てしまっていたみたいで、目が覚めたらもう夕暮れでした。
気分が優れないまま私は何気なくずっと窓から外を眺めていました。外を眺めていると、遠くの方に人影が見え、目を凝らしてみると死んだはずのAが手を振ってるように見えました。私が気付いたと同時にAは走ってどこかへ行こうとしました。私はその時咄嗟に外に出ました。夢か幻覚かと思いましたがどうしてもAに謝りたい気持ちで一杯で、正常な判断ができてませんでした。夢でもなんでもいいから謝って、Aが死んだという責任から逃げ出したかったんだと思います。
私はAを追いかけ周りに目もくれず一生懸命走りました。私は途中で疲れて止まってしまいましたが、前を見ると視認できる距離にAが笑って立っているのが見え、安心しました。しかし、それと同時にえも言われぬ恐怖に襲われました。Aが立っていたのは例の祠のすぐ隣だったのです。私はいつの間にか森の中の祠に誘導されてしまっていたようでした。私はいそいで逃げようとしました。ですが何故か体は祠の方にゆっくりと向かって歩いていました。心では拒否しているのに体は言う事を効きませんでした。
1歩ずつ近付いていき私の意思に反し、私の腕はは祠の戸を開けてしまいました。そこから何があったのか覚えていません。祠の戸を開けた時に隣でAが満面の笑みを浮かべていた気がします。
私は気付いたら布団の中に居て、親が心配そうに私の顔を覗いていました。私が目を覚ますと両親には泣きながら謝られました。「こんな所にお前を連れてきたのが間違いだった」と。後で話を聞いた所、私が突然走って外に出た事が心配で私を探しに出たところ、山の麓で倒れていたそうです。
大人達が私の話を聞き祠を確認しに行ったところ、祠は崩れ落ちており、中の御神体も消えていたようです。
私は特に何事もなく回復し、翌日には村を出て、今に至ります。
今回あった事はこんな所です
また何かあったら書き込みたいと思います。
文才のない長文をここまで読んでいただきありがとうございました
>>12
怖すぎ…
こういう伝承系はぞっとする