じゃあ、書くねー
名前は楠雛乃で(サンキュ、檸檬)
私side
今、私はすごくすごくイライラしている。
何でかって?それはね、放課後残って委員会の仕事をやってたら、若武が手伝うって言ってきたから。
確かに、嫌なことに一緒の図書委員だけど、若武といるとイライラするからいや。
委員会で話したりしてるうちに、親しくはなったけど……最近イライラするようになった、何これ。
「じゃ、後は明日先生に出しとくから。……ありがと」
……作業が終わった途端、教室に二人きりでいたという事に気づいて若武から距離をとる。
若武はその行動に首をかしげ、ジッと見つめてきた。
「楠って……無表情だよな」
……殴ってもいいですか?
「……心許してる人には、普通だから。妹の檸檬とか、親友とかとは」
「……あぁ、確かに……って、俺、信用されてないってことか」
何でそんな悲しそうな顔をするわけ。
若武が好きな女の子、たくさんいるじゃん。
「……来月には、そのメンバーに入ってやるよ。で、俺と付き合え!」
「マジそういうのやめて」
即答してやった。
だってどうせ、暇潰しにとかでしょ?
たくさんの女の子と付き合ってるって噂だし。
……関わらないでほしい。
「……へぇ」
うつむき考え込んでいると、いつの間にか若武に覗き込まれていた。
驚き逃げようとするけど、手を掴まれて逃げられない。
「顔、真っ赤だな。脈アリだろ?俺、諦めないから…………覚悟しろよ、雛乃」
若武が私の手を離しかけたとき、私は思いきり若武を突き飛ばした。
怪我なんて、知るものか。
駐輪場までの道のりを、走る。
顔が熱いのは、走ってるせいだ。
だって、あんなの……ありえないし、私なんかに。
それに、きっとどの女の子にも同じようなこと言ってるんでしょ?
…………あぁ、本当にイライラするなぁ。
しかもこのイライラが、不特定多数の女子に嫉妬してイラついてるとか……それにも余計にイライラする。
若武のバカ。
思ったより長くなった……
こんなのでいいの?
わっ……私が妹だ!
え、ちょっと待って、すごい嬉しい!
クスノキありがとー!!!!!
そしてクスノキ文才ありすぎかっ!
続きに期待〜!!
どこの病院?ちょっと殴り込んでくる(笑)
書いてたら浮かんでくるよ!(待機中)
りょーかい
前回>>655 続き
私が家に着くと、ちょうど檸檬が出掛けるところだった。
「ただいま。どこ行くの?」
「おかえり!彼氏に会いに行ってくる!!」
彼氏……ああ、上杉君か。
「いってらっしゃい。テンション高いから落ち着いてね」
姉の私はまだ彼氏いないのに……檸檬、恐るべし。
檸檬は帰って来た後、始終ニヤニヤしてたけど突っ込まないことにする。
のろけ……寝そう。
「おやすみ」
自分の部屋に入り、ベットに横になる。
寝ながら親友のスカルと芹奈たちとメールするのが日課。
親友といると落ち着くわけで……つい、さっきのことを話してしまった。
『若武に、気分で告白された。激怒。
付き合うわけ無い。苦手なタイプだし、一緒にいるとイライラするし。
若武って、きっと色んな女の子に同じこと言ってるんだよ、ムカツク。その自分にも無性にムカツク。』
すると一分もしないうちに、返事が来た。
『若武のことが好きなんじゃない?』
皆、全く同じ内容。
何、皆今恋愛脳なの、どうしたの。
反論する気にもなれなくて、その日は早い時間に寝てしまった。(23時)
翌朝。若武に呼ばれた。
委員会の仕事と言われて断れる人いる?いや、いないはず。
「で、何」
「これ、好きなんだろ?やるよ」
そう言って渡されたのは……好物の塩キャラメルだった。
「昨日、上杉通して檸檬に聞いた」
出掛けてたのは、ニヤニヤしてたのはこういうことか。
「何で、こんなこと」
「だって……好きな子を笑顔にさせようと思うのは、当たり前だろ?」
力尽きた。そして、勝手に使ってごめんねー