[夏とジンクスが知っている]
2.発表と出会い
「今日は皆さんに発表することがあります!」
先生が教室に入るなりそう言った。
皆も何があったのだろうと顔を見合わせていた。
「なんと…絵画コンクールに出展された絵の中で七星さんの作品が準グランプリをとりました!」
その一言にクラスの皆が私の方に顔を向け
「七星さんに拍手っ!」
という声で一斉に手を叩く。
私も正直驚いていた。あのコンクールに出展した絵は中々思い通りの色が作れなくて、自信がなかったんだ。
でも、この時の私は全く予想もしてなかった。まさかこの出来事から、
上杉と関係を持つことになるなんて…
『七星。ちょっと聞きたいんだけど』
そう…これが私と上杉の「出会い」…
>>663なんだろうこれ…
聞きたいことって何だろう
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4.>>733