>>23
(しばらく歩みを進めていると、
巨大な黒い影が移動していくのを目にする。)
何だあれは……竜、と呼ぶべきか?
まぁいい、今はそれどころじゃないな。
私にとって『害』でないならそれでいい……。
(あまり気に留める事も無く、再び歩く。)
>>誰か
腹を満たした竜は、満足げにその場で翼を掻いていた
が、異質な匂いが竜の元に漂って来る…
その匂いの主がどのような存在か竜は知らないが
満足感に刺した異質な気配は、竜の機嫌を損ねた
『ギラ』
とある、下級の魔法の名を呟くと竜の周囲に火の波が起こり
この不快な匂いの主を追って、火の波は進み始めた
竜は、匂いの主を焼き尽くしたか見届ける為
再び地に影を落とし、火の波を追って行った