魔咲美「・・・・・アンタの言う通りだな、生まれることが出来ただけでも幸せ、か・・・・・」
(境遇こそ似ているが、自分は初代巫女のように穏やかに笑みを浮かべたり、生まれることが出来ただけでも幸せという風に考えたことが思い返してみればほとんどなかったように思う・・・・・
森の奥、自然が豊かな場所に住んでいても、いつも思うのは何故自分は周りと溶け込むことが出来なかったか、集落の人間達に差別されたことから湧き上がってくる怒り、悲しみ、そして自分がいなくなったことでやっと皆平和に暮らせるようになったのだろうかという、複雑な感情・・・・・
初代巫女と出会ったことで、心が洗われるような気持ちになる・・・・・)
>>112
初代巫女
「そう、だからこそアンタが集落を憎んでいなかった事に少し安心したわ。」
自分は誰の事も憎んでいない。
そして、魔咲美も苦悩しながらも前に進もうとしている事から、自分達は集落の中ではなく、外でこそ自由に生きられるのだと確信する。
初代巫女
「これから新しくやり直せばいい、私達は集落の外でも元気に生きていけるって事を示してやればいいのよ。」