>>154
大人萃香
「………おい人間、あまり調子に乗るなよ?」
萃香は最初はたじろいでいたものの、魔咲美の蹴りを受けて少しよろめくと、何度も初代巫女に殴り飛ばされていた事を思い出し、酔いも覚めるほどの強烈な殺意と敵意を放ち睨み返す。
その放たれた殺意と敵意の塊はそれそのものが軽い衝撃と圧力を持っており、精神的な怯みだけでなく、身体的な干渉すら及ぼすレベルとなっている。
勇儀
「あ〜あ、流石に攻撃したのは不味かったねぇ…
人質なんだって事も忘れて暴れまわるかもしれないな。」
覆面の鬼
「……お前達は止めないのか?」
華扇
「嫌だよ、我らが大将の巻き添えだけは後免だね。」
キレ始めた萃香に対して、他の三鬼達は止める様子は無い。
何故なら、この四人の中でも萃香は最強格であり、一度キレた萃香を止めるとなると相応の被害やダメージを受けると言うことがわかっているからだ……
魔咲美「うっさああああぁあまぁぁぁぁああい!!!!!調子に乗るなだと!?連れ去られた側が抵抗するのは当たり前だろーがこのバカ鬼が!!!!!勝手に連れ去って抵抗したら調子に乗るな?こんな身勝手な話があるが!!!!!自分よりも弱い奴相手に優位性を見せつけていびり散らかしてしか己のことを大きく見せれないお前らこそ調子に乗るなごるぁぁあああああああああああっ!!!!!」
(魔咲美はキレ始めた萃香に怯むことなく、酔った勢いでまさしく鬼の形相と呼ぶに相応しい表情で萃香の顔に正面から顔を付けるようにして鬼という存在に関しての不満をぶちまける・・・・・
一方的に自分から仕掛けてきて殴り飛ばされ、それを根に持って自分よりも弱い存在を連れ去って人質を取るという卑怯なことをしてまで勝とうとする鬼の方が身勝手でよっぽど調子に乗っていると言葉攻めする・・・・・
酔った勢いで早口になってはいるものの、人間の立場からすればこれ以上ない正論にも思える)
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