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大人萃香
「……もういい、アイツを誘き出すのに、拐ったと言う事実だけを使い、お前の事は今ここで骸にしてやる。」
勇儀
「アイツがここまでキレたのなんて久し振りだねぇ……どうする?私達で力付くで止めるしかないか?」
華扇
「……大将がいいって言うんだったら私は知らないな。それに……」
覆面の鬼
「下手に手を出したら私達も只では済まないからな……」
大人萃香が魔咲美の事を再び手元へ引き寄せながら、トドメの一撃を繰り出そうと右腕を振り上げたのを見て、他の三鬼達の間にも魔咲美が死亡する事が確定してしまったようなムードになってしまっている……
魔咲美「・・・・・」
(視界が霞み始める・・・・・もう、反論する気力すら残っていないのがわかる・・・・・
恐らく、木に叩きつけられた際に骨が何本か折れているのだろう、最悪の場合内蔵に突き刺さっていることもあり得るが、もうこうなってしまっては反撃なんてできるわけもないと悟り、できればもう一度初代巫女に会いたかったと思いながら、目を閉じて覚悟を決める・・・・・)
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