魔咲美「人間らしい人間って・・・・・お前それマジで言ってるとしたらやばいぞ・・・・・」
(相手は本当に人間なのか疑っていたところに、相手の自分が人間らしい人間であるということを強調して言っているのを聞けば、逆効果でより一層魔咲美の中で疑惑が強まってゆく・・・・・
自分は集落の住人達からの差別に耐え切れずに敢えて森の奥に隠れるようにして住んでいるのだが、妖怪退治をする巫女という人間ならば、集落の近くに拠点を構えていた方がすぐに迎えて都合がいいようにも思えるが、集落から離れた場所にその神社を建てているとなると、頭の中に疑問が多く浮かぶ・・・・・
だが、相手が人間であろうとなかろうと、悪い奴でもなければ不審者でもなさそうだと思えば「私は霧雨魔咲美、森の奥で一人で住んでいる魔女だ」と自己紹介をする・・・・・)
>>19
初代巫女
「そう言うアンタも随分と変わった格好をしているじゃないの?」
少し頬を膨らませて自分を人外を見るような目で言う魔咲美に対し、まだ外の世界の日本では平安時代である中、いち早く欧州の魔女の服装をした相手もまた、変わった見た目をしていると言うことを言う。
初代巫女
「何だか訳ありみたいだけど、私も訳ありだからね…
ま、訳がある者同士仲良くやりましょ?」
彼女もまた集落の外で暮らしている事から、同じく訳があって集落の外で暮らしている者同士仲良くしようと言う。
巫女と魔女、どちらも似て非なる存在でありながら、初代巫女は魔咲美を集落の人間達のように差別したり、迫害しようとはせず、寧ろ同じ仲間(変り者)として仲良くしたいと考えている。