>>20
初代巫女
「そう言うアンタも随分と変わった格好をしているじゃないの?」
少し頬を膨らませて自分を人外を見るような目で言う魔咲美に対し、まだ外の世界の日本では平安時代である中、いち早く欧州の魔女の服装をした相手もまた、変わった見た目をしていると言うことを言う。
初代巫女
「何だか訳ありみたいだけど、私も訳ありだからね…
ま、訳がある者同士仲良くやりましょ?」
彼女もまた集落の外で暮らしている事から、同じく訳があって集落の外で暮らしている者同士仲良くしようと言う。
巫女と魔女、どちらも似て非なる存在でありながら、初代巫女は魔咲美を集落の人間達のように差別したり、迫害しようとはせず、寧ろ同じ仲間(変り者)として仲良くしたいと考えている。
魔咲美「・・・・・まぁ、アンタが後悔しないなら、仲良しこよしでいいよ・・・・・」
(今まで差別され続けてきたことから、同じように集落外で住む相手に対しても、まだどこか完全に心を許し切れていない節が見受けられる・・・・・
多分、口では何とでも言えるが、少しでも不気味だと思われたら、すぐにでも関係性には亀裂が生じると思っているのだろう・・・・・)
>>21