>>36
初代巫女
「へ〜?その割には随分と暗い顔をしていたじゃないの?」
ニヤニヤと少しからかうように魔咲美が自分から出ていったと言う言葉に対し、先程の暗い人間不信に近いような様子から打って変わって空元気を見せたのを見て言う。
初代巫女
「……………。
……私が生まれる前から私の居場所は集落には無かったから……かな?」
逆に、自分はどうして集落から出て行ったのかと聞かれると、少しの沈黙の後、自分を育ててくれた優しい老夫婦の顔を思い出しながら、生まれる前から自分の居場所は集落には無かったのだとだけ応える。
初代巫女の顔からからかうような笑みが無くなり、無表情になってしまっている……
初代巫女
「……さ、アンタは飛べるの?
飛べないのなら私も降りて案内するわ。」
魔咲美「暗い顔なんて・・・・・してない・・・・・」
(相手がからかうように言えば、暗い顔なんてしていないと少しそっぽを向いて小声で反論する・・・・・
図星をつかれれば弱くなるタイプだろう・・・・・
そして、相手の言葉を聞けば、多分聞いてはいけないことを聞いてしまっただろうかという不安もありつつ、飛べるのかと続けて聞かれたので「一応、この箒があれば私は飛べる、道具なしじゃあ飛べない・・・・・」と言い)
>>37