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初代巫女
「マホウ……?」
魔女や魔法と言う概念そのものが平安時代の日本に馴染みがなく、首を傾げると、倒木を投げようとするのを止める魔咲美の言葉を聞いて「むー…私なら出来そうだったのに…」と少し不満げに呟くと持ち上げた倒木を地面に下ろす。
魔法や魔女と言ったものは近代の日本だからこそ受け入れられつつあるものの、当時の人々からすれば得体の知れない力を求めたからこそ、魔咲美は集落に災いをもたらすと思われ、差別や迫害されてしまったのだろう……
初代巫女
「マジョやらマホウやら始めて聞く言葉ね?
詳しくは知らないけれど、それはどういう事が出来るの?」
だが、初代巫女はその得体の知れない力に対しても純粋な好奇心を持っているようで、それらがどのような事が出来るのかと聞いてみる。
魔咲美「私もまだ勉強中だからあまり詳しいことは言えないが、例えばこうやって箒に乗って飛んでいるのとかも魔法の一つだな」
(魔法にも様々な魔法があること、属性なども多くあることで一言で説明するのは難しいが、正に今自分がこうして乗っている箒で空を飛ぶことは魔法の一つだと教える・・・・・
「あと他に使えるのは、変身魔法とか、幻覚魔法とかだな、でも基本日常で使うことは無いが・・・・・」)
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