>>94
初代巫女
「次は……七束ね?」
《スッ》
まるで布に書かれたものが全て見えているかのように次々と大きな数を出し、それを引いて行く。
現代の巫女である霊夢も適当に飛んでいるだけで異変の元凶の元へ辿り着くことが出来る"巫女の勘"があるのだが、初代巫女の場合はその範囲がより広がっているのか、日常生活の中でもこの強運が働いている。
強さだけでなく、その運もまた神に愛されているとしか思えない程のものとなっている。
魔咲美「・・・・・つ、次は・・・・・」
スッ・・・・・
「一」
(魔咲美の嫌な予感が現実になり始める・・・・・
これは自分がついていないだけなのか、それとも相手の強運が強すぎるのか、それとも両方か・・・・・
いずれにしても、束を手に取る魔咲美の手が震え始めているのは事実である・・・・・)
>>95